東大は4月27日、分子細胞生物学研究所(現在は定量生命科学研究所に改組)の元教授・渡邊嘉典氏らが『ネイチャー』や『サイエンス』など国際的な科学誌に2008~15年に発表した5本の論文における捏造(ねつぞう)・改ざんなどの不正行為について、懲戒解雇相当と決定し通知したと発表した。この決定により、渡邊氏に退職金は支給されない。
東大は「本学の元教員が行った行為は決して許されず、厳正な対応を行った。大学として厳粛に受け止め、再発防止に努める」とした。分生研は4月1日、続発した論文不正を受け、定量生命科学研究所へと改組している。
2018年5月12日10:30【記事訂正】記事タイトルの渡邊氏の名前の漢字を誤って書いていました。お詫びして訂正します。
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