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2025 年度東大入学者選抜(一般選抜)の第2次学力試験の筆記試験が2月25〜26 日、本郷キャンパス・駒場Iキャンパスで実施され、1日目は文理合わせて7418人が試験に臨んだ。例年通り25日に国語と数学、26日に地理歴史と理科、外国語の試験が実施された。27日には理III受験者対象の面接試験が行われる。外国学校卒業学生特別選考の第2次選考のうち小論文・学力試験も、25〜26日に行われた。
今年から新学習指導要領に則った出題範囲となった。25日に実施された国語では、文科のみの第4問に佐多稲子の小説『狭い庭』が出題。国語が現在の形式になった2000年以降、小説の出題は初めてとなる。
試験直後の受験生に話を聞いた。ある理科の受験生は「化学で、有機分野の出る大問が変わったのが印象に残った」と話した。ある文科の受験生は「地理の論述問題で、解答にあたっての条件が多く時間を取られた」と振り返った。
一般入試の成績は、共通テストの成績(1000点満点を110点満点に換算)と2次試験の成績(440点満点)とを総合して算出される。合格者番号の一覧は3月10日正午ごろ、東大のウェブサイト上で発表され、個別の合否はウェブシステム上でも照会できる。本年度も本郷キャンパスでの番号掲示は行わない。