2024年度東大入学者選抜(一般選抜)の第2次学力試験が2月25~27日、本郷キャンパス・駒場Ⅰキャンパスで実施され、文理合わせて約8500人が試験に臨んだ。例年通り25日に国語と数学、26日に地理歴史と理科、外国語の試験が実施され、27日には理Ⅲ受験者対象の面接試験が行われた。25、26日には外国学校卒業学生特別選考の第2次選考のうち、小論文・学力試験も行われた。
26日に実施された世界史では、第1問が12行論述と5行論述の二つの小問で構成された。第1問が2問構成で出題されたのは1989年度入試以来35年ぶり。
合否は3月10日正午ごろ、東大のウェブサイト上で発表され、一般選別の結果はウェブシステム上で照会できる。本年度も番号の掲示は行われない。新型コロナウイルスで第2次学力試験を受験できなかった入学志望者の受験機会は、昨年と異なり今年は確保しない方針。
2月13日に合格者が発表された第1段階選抜では、文Ⅰと文Ⅱで選抜が実施されなかった。文Ⅰで選抜が行われないのは16年度入試以来8年ぶり。
来年実施される25年度入学者選抜では、現在の高校2年生以下の学年を対象に実施されている新しい教育課程に合わせた試験が開始される。