アメリカンフットボール部(関東学生1部上位TOP8・Aブロック)は10月2日、リーグ戦初戦を明治大学と戦い、13―35で敗れた。東大は序盤に幸先よく二つのタッチダウン(TD)を奪うも、直後に逆転を許す。後半は攻守で相手に圧倒され、黒星発進となった。次節は10月24日に早稲田大学との一戦が予定されている。(取材・清水央太郎)
東大|13 0 0 0|13
明大|14 0 14 7|35
台風一過の晴天の中迎えた開幕戦は第1クオーター(Q)から波乱の展開となった。先攻の東大は最初の攻撃で相手の捕球ミスからチャンスを得ると、TDを奪う。直後のディフェンスでは相手のパスをインターセプト。再びたぐりよせたチャンスではRB佐藤雅人(工・3年)のランプレーで再びTDを奪い、格上相手にいきなり13点をリードする。しかし、そう簡単には勝たせてくれない明大。第1Qの間に二つのTDで14点を奪われ、逆転を許した。第2Qでは一進一退の攻防を繰り広げ、結果的に両チーム無得点。13-14の1点ビハインドで前半を終える。
早く追い付きたい東大だったが、第3Qでは明大のランプレーを止められず、二つのTDを奪われる。第4Qでもダメ押しのTDを奪われ、リードを22点に広げられた。第2Q以降明大に抑え込まれたオフェンスは、最終第4QでQB白川晴基(法・4年)を中心としたショートパス主体の攻撃が機能し、久しぶりに攻撃権の更新に成功するも得点は奪えず。攻守ともに明大に力負けする悔しい開幕戦となった。
今シーズンの関東学生1部上位TOP8は8チームを2ブロックに分け、リーグ戦と順位決定戦を行う変則ルールを採用している。また原則として降格や入れ替え戦はなく、自動昇格が適用される。