言葉の巧みな表現者
英語ディベート部に所属し、週3日の活動に力を注ぐ。資料を用いずに15分で論を立てる即興型に取り組むため、幅広い知識が必須だ。「授業中に学ぶことも全てディベートに通じます」
原点となるのは高1から高2にかけて行った9カ月間のアメリカ留学。最初は言葉が分からず疎外感も覚えたが「自分から動かないと何も変わらないと気付き、合唱団などに積極的に参加しました」。その結果、英語に自信が持てるように。
帰国してから友人に英語ディベートに誘われ、その魅力にはまった。「ロジックによって相手の考えを変えることができる世界で、言葉の強さを実感させられます」
将来は言語学の道を志す。「言語がどのように形成され、人に理解されるのか知りたくて」と語る口調は熱い。言葉を巧みに操るその頭脳と真摯な姿勢なら、言語の真理にきっと近づけるはず。
この記事は2019年11月19日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を公開しています。
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