語学堪能なチェリスト
「楽しくて楽しくて仕方がない」というチェロを始めたのは高校生になってから。練習は時には大変なこともあるが、充実している。「練習すればするほど少しずつ上達できるところに魅力を感じます」とほほ笑む。
また語学好きの一面も持つ。TLPクラスで学ぶ中国語に加え、アラビア語の習得にも励んでいる。言語を好きになったきっかけは『Let It Go』の25カ国語版の動画を見たこと。「一つの曲が世界中で何十もの言語で歌われていることにロマンを感じました」。一見ただの記号の羅列にすぎないものが、意味を持って立ち現れてくる瞬間に「暗号を解読できたときのような達成感を感じます」。
写真撮影では実際にチェロを弾いてもらうことに。すると弓を持った瞬間、穏やかな表情が一変して真剣なまなざしに。そのギャップに記者は心打たれました。
この記事は2019年10月15日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を公開しています。
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