学術

2016年12月31日

【2016年アクセスランキング】東大新聞オンラインで今年1番読まれた記事は……?

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 東大新聞オンラインで2016年に公開した記事の2016年1月1日~12月30日のアクセス数を調べたところ、1位は東大内のジェンダー問題に迫る記事だった。本記事では、ジェンダー論を専門としている瀬地山角教授へのインタビューを掲載。東大女子を排除したインカレサークルへの改善喚起や、「東大美女図鑑」と旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)が連携した企画の中止など、東大を巡って相次いだジェンダー的な問題について解説してもらった。

 

 2位には、東大の2015年度就職状況を報じた記事がランクインした。銀行・製造業・中央官庁などの例年通りの就職先の他に、情報・通信業の企業が躍進を見せたと報じた。データは各学部・研究科への問い合わせを基に、東京大学新聞社が集計したもので、広く注目が集まった。

 

 4位にランクインしたのは、2016年に人気を博したNHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』に関連した記事だった。物語中で唐沢寿明さん演じる花山伊佐次のモチーフとなったのは、『東京大学新聞』の前身『帝国大学新聞』で編集活動をしていた花森安治。花森安治が在籍していた頃の紙面を掲載しつつ、当時の社会状況に迫った。

 

 7位の記事では、東大の「ボーカロイド音楽論」というゼミで講師を務める音楽評論家の鮎川ぱてさんへのインタビューを実施。現代日本のエンタメと関わる若者への思いを聞いた。本ゼミは2016年度にSセメスターとAセメスターのそれぞれで開講され、大きな話題を呼んだ。

 

 10位は、東大の入学式の歴史に迫る記事だった。東大の入学式は例年4月12日に行われているが、これは新入生の授業が始まるよりも遅い。本記事では過去の『東京大学新聞』の記事を引用しつつ、入学式が4月12日に行われる理由について解説した。

 

 その他には、東大の入試に関する記事がランクイン。5位の記事は、学部生の多様化を目指して16年度から始まった東大の推薦入試の合格発表について伝えた。9位の記事では、合格発表日に2016年度入試の合格者を分析すると同時に、同日に東大が発表した理Ⅲ入試での面接復活について報じた。

 

【2016年アクセスランキング】

1       東大女子は入れないサークルや東大美女図鑑 ジェンダー論が専門の東大教授はどう見る

2       東大の15年度就職状況、上位顔ぶれ変わらず 情報・通信から新顔も

3       東大生に聞いた「受験当日にして良かったこと/しなければ良かったこと」

4       NHK『とと姉ちゃん』から見る東大 花森安治の青春を「帝国大学新聞」で振り返る

5       東大初の推薦入試、77人が合格

6       東大新入生、自民党支持は3割 民進党は4%

7       初音ミクでエンタメはどう変わったのか? 東京大学初のボカロPによるゼミに迫る

8       女子は試験の日も見ためを綺麗に!東大女子の受験体験談 辻田良枝さんインタビュー

9       東大理Ⅲ入試で面接復活 18年度から

10      東大の入学式は、なぜ12日開催なのか

※ 当該期間に公開した記事のみを集計

 

過去のランキング

【2016年11月アクセスランキング】トップは図書館閉鎖問題 アメフト、制作展の記事が続く

【2016年10月アクセスランキング】ボカロ講義録が1位に 2位は新設の研究者支援制度

【2016年9月アクセスランキング】1位は進学選択 七大戦、秋のスポーツにも注目

【2016年8月アクセスランキング】ジェンダー企画、リオ五輪寄稿企画が上位に

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