東大は7月22日、2016年度入試から後期日程試験に代わり導入する推薦入試の学生募集要項を発表した。全体で100人程度を募集。受験できるのは学校長の推薦を受けた男女各1人までで男女別学の場合は1人のみだ。東大の前期日程試験などと併願ができる。11月2日から出願受付が始まり、書類による第1次選考の結果発表は12月1日ごろ。面接などの第2次選考を12月19、20日に実施。最終合格者は2月10日、前期日程試験の第1段階選抜合格者と同時に発表する。
合否は提出書類、面接やセンター試験の成績などを総合的に評価し判定する。推薦入試の結果は東大の前期日程試験の第1段階選抜で考慮せず、前期日程試験と併願した推薦入試の合格者が第1段階選抜に合格する可能性もある。推薦入試の合格者が2月17日までに入学手続きをした場合、前期日程試験の第2段階選抜は不合格扱いとなる。
他の国公立大学の前期日程、後期日程とも併願可能。私立大学や海外の大学についても東大は「禁止することはない」としている。
※この記事は、2015年8月4日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。