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2014年4月4日

2013年度総長賞「甲乙付け難い」 大賞は3件

学業や課外活動などで優秀な功績を挙げた学生を表彰する総長賞の授与式が3月20日、本郷キャンパス小柴ホールで開催され、2013年度総長大賞・総長賞の受賞者・団体が表彰された。これまで最大2件の授与が原則だった総長大賞が、3件選ばれた。

総長大賞を受賞したのは▽国別大学対抗プログラミングコンテストで世界3位に入り日本チーム初の金メダルを獲得した保坂和宏さん(理・4年=発表当時、以下同様)、副島真さん(理・4年)、今西健介さん(理Ⅰ・2年)▽カイコを用いて、花粉に付着する病原性を持つ細菌が花粉症の症状を悪化させる可能性を示した胡媛さん(薬・4年)▽日次データを利用し日本銀行の金融政策が与えた影響に関する新事実を解明した庄司俊章さん(経・4年)。「課外活動、社会活動等」分野19件、「学業」分野29件の推薦から、学生表彰選考会議の審議を経て選出された。総長大賞の他に、総長賞が10件に与えられた。(図表)

授与式の選考結果報告で学生表彰選考会議議長の長谷川壽一理事・副学長は「どれも甲乙付けがたく、総長大賞が3件になった。本年度のレベルの高さを示している」と総括した。表彰状と記念品の授与の後には、濱田純一総長が登壇。「受賞した方々には、この賞を誇りを持って周囲に示してほしい。他の学生の刺激となってほしい」と期待をこめた。

濱田総長のあいさつに続いては、各受賞者が自身の受賞題目についてプレゼンテーションを実施。授与式後には、山上会館御殿で懇親会が開催された。総長賞を受賞した運動会躰道部と運動会競技ダンス部が演技を披露するなど、和気あいあいとした様子で受賞者や関係者が親睦を深めた。

総長賞は02年度に設けられた賞。以前は10月に社会活動や課外活動に、3月に学業の面に対して表彰が行われてきたが、12年度から統合して年1回の表彰となった。

(2014年4月1日号より。新聞の購読については、こちら

2013sochosho.png※総長賞を受賞された日置貴之さんの所属が間違っておりました。正しくは、「人文社会系・博士3年」でした。お詫びして訂正いたします。(図表は訂正済み。2014年4月7日)

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