硬式野球部(東京六大学野球)は18日、明治大学との2回戦を戦い、2-2の九回裏に山田大成選手(育・3年)の適時打でサヨナラ勝ちした。東大は初回に今季初得点を挙げると、投手陣が九回まで2失点と踏ん張り最終回につなげた。対戦成績を1勝1敗とし、明日19日11時から明大との3回戦を戦う。
明大|000002000|2
東大|200000001X|3
東大は初回、先頭の桐生祥汰選手(経・4年)が右前打で出塁し、犠打で1死二塁の好機をつくる。ここまで3試合無安打の山田選手が放った当たりは二塁へのゴロとなるが、一塁への送球が悪送球となり、二塁走者がホームイン。28イニング目にして今季初の得点を挙げる。さらに連打で満塁とすると、喜入友浩選手(育・4年)の中前打で2点目を挙げる。
今季初マウンドに立った先発の柴田叡宙投手(育・3年)は、最速130キロ台ながら回の先頭打者を出さない丁寧な投球で五回まで無失点の投球を続ける。しかし六回、連打などで2死二三塁とされると、続く打者に右中間を割る2点適時二塁打を浴び、同点に追い付かれる。
七回以降、代わった有坂望投手(文Ⅲ・2年)は好投を続け、3回を無失点に抑える。すると九回裏、先頭の山本修選手(文Ⅰ・2年)が内野安打で出塁。2死二塁から、山田選手が右中間を破る適時打を放ち、サヨナラ勝利を収めた。東大は4試合目で今季初勝利を挙げた。
東大は明日19日、明大との3回戦を戦う。勝利した場合、2002年秋季リーグ以来の勝ち点となる。
(文・竹内暉英)
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