キャンパスライフ

2018年11月21日

【駒場祭おすすめ企画】東京大学キムワイプ卓球会 実験道具でまさかのスポーツ

東京大学キムワイプ卓球会

@第一体育館2階卓球場(23日・24日)

第一体育館1階剣道場(25日)

23日・24日 終日

25日 午後0時30分~

 

 身動きが取りづらい駒場祭の人混みにうんざりして体を動かしたくなったら、卓球場(25日は剣道場)に足を運んでみよう。卓球台が置かれ、ピンポン玉が目まぐるしく動く。しかし、普通の卓球とは何かが違う。ラケットとネットをよーく見てみると、そこにあるのはキムワイプを入れる箱──。

 

ラケットもネットもキムワイプ。部員(右)の服もキムワイプTシャツだ

 

 東京大学キムワイプ卓球会が主催するキムワイプ卓球の体験会では、実験時に液体の薬品などを拭き取る理系学生の必携品・キムワイプの箱をラケット代わりにした「キムワイプ卓球」を楽しめる。友達同士対戦するもよし、部員に戦いを挑むもよし。キムワイプ卓球のためだけに、駒場祭に足を運ぶ人もいるという。

 

 ルールは通常の卓球と変わらないが、ラケットの違いからキムワイプ卓球ではボールが弾みにくい。「弾まないボールに慣れることが大事です」と代表の鈴木凌斗さん(理Ⅰ・2年)は解説。腕を伸ばさないと返球しにくいネット際にボールを落とす戦略も有効だ。

 

 24日の午前11時からは、キムワイプ卓球大会を実施。キムワイプを製造するメーカー・日本製紙クレシアから提供される、キムワイプTシャツやキムワイプボールペンなどのキムワイプグッズが景品や参加賞として贈呈される。今年は、堅固な化学強化ガラス「ゴリラガラス」を製造するコーニングが協賛として加わりいっそう豪華に。「景品はほとんど非売品。日頃なかなかお目にかかれないグッズが並びます」

 

 駒場祭で使用するキムワイプは実に100箱。3色の色違いも含め、大量のキムワイプの箱が卓球場に並ぶ姿は圧巻だ。「日本最大のサイエンティフィック・スポーツ団体」の本気をご覧あれ。

 

積み上がる圧巻のキムワイプ

この記事は、2018年11月13日号に掲載した記事の転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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