昨年国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した宇宙飛行士・大西卓哉さんのミッション報告及び「きぼう」日本実験棟での研究成果の報告会が6月12日、安田講堂で開催される。工学系研究科と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共同開催で、大西さんのミッション報告のほか、古川聡さん(JAXA宇宙医学生物学研究グループ長・宇宙飛行士)ら研究者による「きぼう」利用成果の発表や意見交換会を実施予定だ。
大西さんは1998年東大工学部航空宇宙工学科を卒業後、旅客機パイロットとして活躍。2009年に宇宙飛行士候補者として選抜され、訓練を経て2016年7月〜10月までISSに長期滞在した。本イベントでは滞在中の作業や生活の様子、宇宙環境を利用した研究の成果を報告する。
大西さんの話
「宇宙から帰還してから何度も報告会をやってきましたが、今回は今までにないアカデミックな内容にしようと考えています。宇宙での研究、実験という私たちの活動の本質に焦点を当てた講演を、日本の中でも特にアカデミックな場所といえる東大の安田講堂でやらせていただきます。また東大の先生方にも宇宙での活動や宇宙の環境を知っていただくことで、宇宙という空間をトップレベルの研究に使っていただきたいと思っています」
大西卓哉宇宙飛行士 長期滞在ミッション報告会
日時 2017年6月12日(月)午後3時30分〜午後6時(午後2時30分開場)
会場 東京大学 安田講堂(東京都文京区本郷7-3-1)
定員 1000名(先着順、要申し込み)
主催 東京大学大学院 工学系研究科、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構
対象 高校生以上(内容は高校生以上向け。小・中学生も保護者同伴であれば参加可能)
参加費 無料
注意 報告会では主催者及びプレスによる撮影を行います。報道・ウェブ記事等に映り込む可能性がございますのであらかじめご了承ください。
本報告会では、お客様によるロビー展示・報告会本編を含む一切の撮影(写真・動画)並びに録音を禁止させていただきます。
詳細・申し込みは講演サイトへ