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2016年4月12日

東大で入学式 ノーベル賞・梶田教授「課題見つける力を養え」

祝辞を話す梶田教授(撮影・宮内理伽)
祝辞を話す梶田教授(撮影・宮内理伽)

 2016年度学部入学式が12日午前、日本武道館(千代田区)で挙行された。五神真総長と小川桂一郎教養学部長がそれぞれ式辞を述べ、2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章教授(宇宙線研究所所長)が祝辞を披露した。午後には大学院入学式が挙行された。

式辞を述べる五神総長(撮影・竹内暉英)
式辞を述べる五神総長(撮影・竹内暉英)

 2016年度の入学者は文Ⅰ425人、文Ⅱ371人、文Ⅲ504人、理Ⅰ1183人、理Ⅱ563人、理Ⅲ100人の計3146人。梶田教授は、ニュートリノ研究で自ら問題意識を持ち、10年以上研究を続けて成果を挙げた経験を踏まえて「学問や実社会の最先端に立つと、どんなことが問題や課題になるかを見抜く力、あるいは予期せぬことに出会ったときにそれをきちんと問題として捉える力が必要となる。問題や課題を見つける力を身に付けてほしい」と述べ、新入生を激励した。

笑顔で入学式を迎えた新入生たち(撮影・宮内理伽)
笑顔で入学式を迎えた新入生たち(撮影・宮内理伽)

 

2016年4月19日発行の紙面に詳細を掲載予定です。

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