2016年度学部入学式が12日午前、日本武道館(千代田区)で挙行された。五神真総長と小川桂一郎教養学部長がそれぞれ式辞を述べ、2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章教授(宇宙線研究所所長)が祝辞を披露した。午後には大学院入学式が挙行された。
2016年度の入学者は文Ⅰ425人、文Ⅱ371人、文Ⅲ504人、理Ⅰ1183人、理Ⅱ563人、理Ⅲ100人の計3146人。梶田教授は、ニュートリノ研究で自ら問題意識を持ち、10年以上研究を続けて成果を挙げた経験を踏まえて「学問や実社会の最先端に立つと、どんなことが問題や課題になるかを見抜く力、あるいは予期せぬことに出会ったときにそれをきちんと問題として捉える力が必要となる。問題や課題を見つける力を身に付けてほしい」と述べ、新入生を激励した。
2016年4月19日発行の紙面に詳細を掲載予定です。
【関連記事】
2015年度入学式→ 武道館で東大入学式。五神総長「既存の常識超えよ」
2015年度秋季入学式→ 秋季入学式、3年ぶりに安田講堂で 新入生は625人
2014年度入学式→ 3158人の新東大生 ~ 総長「新世界に己を投げ込め」
2014年度秋季入学式→ 本郷にて秋季入学式
2014年度秋季入学式関連→ 秋季入学式の当日が休みに