関東学生個人ボウリング選手権が17、18日に開催され、ボウリング部(関東学生1部リーグ)の大森遼選手(工・3年)が優勝を果たした。東大の選手が優勝したのは春田恒平選手(理Ⅱ・2年=当時)以来4年ぶり。篠原祐哉選手(経・3年)も2位に入った。
同選手権では東大から6人が84人で争った予選を突破し、28人に絞られた準決勝に進出。14人が決勝に進出できる準決勝では、東大から大森選手が1位、篠原選手が4位となった。
決勝では大森選手が1位、篠原選手が3位になり、決勝ステップラダーと呼ばれる決勝上位4人で争うプレーオフに進出。篠原選手は1回戦で決勝4位、2回戦で同2位の選手に連続で勝利。最後は同1位の大森選手と戦うことに。優勝決定戦で大森選手が勝利し、優勝を果たした。
ボウリング部は2014年度関東1部秋季レギュラーリーグで、団体として優勝。11年度春季から12年度春季までのレギュラーリーグ3連覇など、継続的に好成績を収めている。
大森選手のコメント
自分のボウリングが上手く噛み合ってくれました。今月に入って球質が良くなったことは実感していたので、どこまで通用するか楽しみにして臨んだ大会ではありましたが、まさか優勝できるとは思っていなかったので大変驚いています。以前からコントロールにはある程度自信があったのですが球質(回転数など)で劣っている部分がありました。今回はそのウィークポイントである球質を改善して自信を持って大会に望めたのが好結果につながった要因だと思います。
優勝決定戦では対戦相手が同じ部内の同期ということで、今回のような大きな個人戦での決勝1ゲームマッチの経験は無かったのですが、あまり緊張せずに投げられました。
今大会では運良く優勝できましたが、2日間を通して完璧な投球をできたわけではなく、まだまだ不安定なところも多くありました。また今回は自分の球質がレーンに上手く合ってくれたことも大きく、まだまだ自分よりも実力が上の選手はたくさんいるというのも事実です。2月24~26日に京都府で全日本大学個人ボウリング選手権大会が開催されます。大会までに投球の安定感を高めて、今大会の優勝を自信にしつつ、上手いボウラーが多く出場する大会で自分の力がどこまで通用するのか試してきたいと思います。
この記事は、2015年1月27日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。